ある日の気づき

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「マスコミに載らない海外記事」のStrategic Culture Foundation記事(7)

マスコミに載らない海外記事Strategic Culture Foundation記事。cf. Googleサイト翻訳結果
2025年1月14日まで、4月分以降
後からの追加/更新箇所:(2025-02-28)
トランプはロシアとどう付き合うべきか全く分かっていない日々の感想
トランプ2期で最初のプーチンとの電話会談櫻井ジャーナル
米国ロシアのウクライナ停戦協議は失敗する@日々の感想、
リヤドでの米露会談の成果マイケル・ハドソン研究会
パナマについてトランプ政権が広めている嘘の数々川流桃桜の日々の呟き
歴史的「米露電話会談」…歴史研究者タリック・アマール氏が論評寺島メソッド翻訳NEWS

最近のキーウによる裏切り後も、依然外交的解決は可能なのか? 2025/03/27
# cf. 別の訳寺島メソッド翻訳NEWS
「トランプ大統領とウラジミール・プーチン大統領の電話会談(3月18日)
(エネルギー)インフラ施設への攻撃を30日間停止することで合意」
# cf. リヤド会議内容の米国側発表のGoogle翻訳から抜粋←発表原文
# 「米国とロシアは、ロシアとウクライナのエネルギー施設への攻撃を禁止するという
# トランプ大統領とプーチン大統領の合意を実施するための措置を策定することで合意」
「協定の条件に対する最初の違反=これら目標への攻撃をやめる合意直後…ウクライナ軍は
ロシアのクラスノダール地方の石油施設を攻撃」cf. プーチンは合意後すぐ協定遵守を命令
∴「ゼレンスキー政権←約束を守らない…建設的対話の可能性を一切無視する犯罪国家」
=「キーウは自国の野望に沿わないいかなる合意も受け入れるつもりはない」
→「ロシアにとって実行可能な唯一の選択肢は軍事的解決」
→「戦争継続+ロシアの戦略的・領土的利益の拡大(⊃オデッサのロシアへの編入)」
∵「キーウがインフラ攻撃停止のような簡単な合意さえ履行できない」
オデッサを目指さないのは間違いだ 2025/03/26
# cf. 別の訳locom2_diary寺島メソッド翻訳NEWS関連記事
「*いかなる交渉でも、キーウ政権は信頼できないことが証明されているので、ウクライナの
戦略能力を永久に無力化する措置を講じる必要がある。この点、内陸国は明らかに軍事的に
不利な状況にあるため、海へのウクライナの出入りを遮断するのは基本措置」
# cf. 歴史的「米露電話会談」を、イスタンブール在住の歴史研究者タリック・アマール氏が論評
「ロシア大統領は、紛争の根本原因に対処しなければならない、と繰り返した」
「今や周知のとおり、NATO によるウクライナ獲得の試みや、冷戦終結以来のこの同盟の
全般的な東方侵略的拡大が含まれる」
「ロシア側の観点からは、ウクライナの政権の性質や少数民族の扱い (宗教弾圧を含む)、
ウクライナの軍事化もこれらの根本原因に属する」
「*ウクライナ側は交渉における信頼性のなさ…犯した戦争犯罪についても言及された」
「ウクライナ側は、2022年春のイスタンブール交渉を悪意を持って行使し、軍事的優位を
得たことを認めている」←キエフ陥落の可能性すらあった→「交渉の前提」としてロシア軍の
キエフ近郊撤退を要求。ロシア軍撤退後、*ウクライナも署名した条約案*の破棄を発表。
「ロシア側は…同様のこと二度と起こらないようにする決意」←↑ミンスク合意の場合より露骨…
# ↑英語の諺に曰く「Once is enough. Twice is too many.」
カナダ、メキシコ、ヨーロッパとのアメリカ貿易戦争… 2025/03/22
# 経済問題としての貿易戦争
「アメリカと主要経済パートナー間の貿易摩擦←保護主義政策への回帰により激化」
=「貿易戦争(∋関税導入)→生産コスト上昇→インフレ上昇と企業競争力の低下」
∵「現代産業は複雑な国際サプライヤーネットワークに依存」
# 貿易戦争の地政学的意味=西側同盟の弱体化(←米国の属国支配+攻撃+搾取)
e.g. 「制裁政策=計画的に欧州を弱体化させるための手段」
## EU視点の状況
「物品部門(貿易)黒字=1570億ユーロ、サービス部門赤字=1090億ユーロ」
∴「両地域の経済関係は、よく言われているほど不均衡ではない」
「統一を維持すべき∵交渉力←市場規模(人口は約4億5000万人、世界のGDPの20%)」
「世界の他地域との新たな同盟関係を検討⊃中国との関係も見直す可能性」
## 米国視点の状況
「(不可避的な)主要通貨としてのドルの下落」←「まだそれに納得していない」
cf.ロシアと中国「ドルを使い続けている∴アメリカに大きな恩恵を与えている」
(アメリカと自ら敵対しようとはしていない=協調姿勢への転換可能性を示唆)
「アメリカが保護主義政策を継続」→シナリオ1、2、3→結論
シナリオ1:「カナダ、メキシコ、欧州との緊張関係が更に悪化」+
「BRICSや中国が主導する一帯一路構想など代替経済圏の強化」+
「国際貿易の更なる分断」+「脱ドル化が加速」
シナリオ2:「多国間主義への流れの反転⊃歴史的同盟国との関係修復」
シナリオ3:「多極化移行を主導する国の条件を受け入れるしか選択肢がなくなる」
結論:「自国の将来を決めるため、世界の大多数と対峙しなければならない」
(「一極支配」は既に終わった)。
シリアの新たな流血はアメリカ政策の失敗で引き起こされた 2025/03/15
トランプは今後どうするのか←↑シリアで虐殺が激化
# cf.別の訳locom2 diary寺島メソッド翻訳NEWS
「テロ組織を支援してきたアメリカの歴史」⊃HTSの起源はオバマが傭兵化したテロ組織。
「HTSが…「穏健な」イスラム政府という要求されている姿に「変身」できないのは確実」
「現在ダマスカスで権力を掌握しているテロ集団…と正面から戦えば、より大きな敵たる
抵抗枢軸をあおってしまう…トランプにとって難しい選択」
発狂したヨーロッパ 2025/03/11
# 頑迷なヨーロッパ・エリート層には現実が見えず、合理的判断が出来ていない。
「ウクライナ問題に関するEUの頑固さ…現実との大きな乖離」
## アニメで見た状況そのもの。↓セリフ元ネタは「新・戦争のテクノロジー」p.353。
## 「戦線から遠のくと、楽観主義が現実にとって替わる。
## そして、最高意思決定の段階において、現実なるものは、しばしば存在しない。
## 戦争に負けているときは特にそうだ。」←「機動警察パトレイバー2 The Movie
「戦争で負けている…事実に気づいていない…アメリカの支援なしで…勝てると彼らは
主張…もし失敗したらどうなるのか?その時、彼らは停戦を懇願するのだろうか?」
## 戦争継続=「負けを認めて政治的地位や利権を失う事を恐れての*先延ばし*」。
## 第二次大戦後半(特に敗勢確定後、あるいはドイツ降伏後)の日本と同じ状況。
# ウクライナ紛争の経緯を振り返る。
「歴史を振り返ってみよう。…ミンスク合意1と2(2014-2015年)は、戦闘を停止し、
ウクライナ国内のドンバス地域に何らかの自治権を与えることを目的としていた。だが、
ロシアとの和解を選挙公約に掲げていたにもかかわらず、ゼレンスキーは…「クリミアを
奪還し、ドンバスを支配」…を目指し…爆撃作戦2022年1月…ドンバス爆撃は激化
特にドネツクで多数の民間人の犠牲者を出した」→ロシアが特別軍事作戦開始を決断→
「元イギリス首相ボリス・ジョンソンと(バイデン政権)アメリカがゼレンスキー大統領に
ロシアと和平を結ばないよう指示」→「イスタンブールで合意に近づいたが、2022年5月に
交渉は突如中断(「偽旗」ブチャ事件を受けて)」
# トランプ2.0のアメリカは自国の覇権を*可能な範囲で最大限維持*したい。
「ドナルド・トランプ率いる新政権誕生により、ウクライナとロシア間で持続可能な
平和条約を結ぶための取り組みが進められている。停戦だけでなく永続的平和」
「現在のヨーロッパに対するアメリカの「説教」は同情や怒りから…ではない」
「「アメリカ第一主義」や「アメリカを再び偉大にする」というスローガンは…超大国の
地位を取り戻したい願望を反映…アメリカは自国生存に気をとられている」
# 「戦争狂騒」に憑かれ、歴史を忘れたヨーロッパ・エリート層
「(ヨーロッパ・エリート連中の意を受けた)ウクライナの姿勢が進展を阻んでいる」
「解決策は…平和条約か降伏…だが、ヨーロッパ・エリート連中は譲歩を拒んでいる」
「ヨーロッパ・エリート層のせいで何百万人もの命が失われた世界大戦の惨状を彼らは
忘れてしまったようだ」←↓「エリート層」は「戦争で儲ける金融資本」の手先では?
「欧米メディアは戦争言説で溢れ…政治家連中は…差し迫った紛争をほのめかしている。
オランダのような裕福な国が戦争経済に移行しつつある
# ↑リンク先から引用:「ドイツ国債が暴落…(EUの)国々がお金を必要としている…
# 経済的な破局になりそう…彼らは戦時経済と呼ばれるものに変えたいらしい」
# つまり、EUの国々は、手持ちのドイツ国債を売って「現金化」している。
「フランスのマクロン大統領はロシアに対する核兵器使用さえ示唆…オランダ首相は…
適切な承認なしに30億ユーロを防衛費に割り当てた」
# ヨーロッパ・エリート層は、誰を戦場に立たせるつもりなのか?
「だがヨーロッパ人口の相当部分は戦闘を望んでいない。ドイツでは最近の選挙でロシア
との平和を主張する政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への幅広い支持」
「代替メディア…ヨーロッパ市民はロシアと戦う気がないことを示唆…主流メディアは
この件について沈黙…代わりに兵役義務再導入について議論」
「ヨーロッパが最後にそのような狂気を見せたのは第一次世界大戦前…何百万人もの命を
奪った…歴史は繰り返されるのだろうか?」←犠牲や破壊が「茶番劇」で済みそうもない。
「ヨーロッパ人口の多くは高齢化しており、新しい移民が戦闘に召集されるかもしれない。
彼らは決して手に入らないかもしれないEUパスポートのため死ぬ覚悟があるのだろうか?」
# 「人道的配慮」の振りすらも捨てて、闇雲に戦争へと突き進む欧州の政治家
「「欧州再軍備」計画承認後…クラスター爆弾や地雷に関する条約を破棄」
「(EUの)ウルズラ・フォン・デア・ライエンや(NATOの)マルク・ルッテ…ヨーロッパを
再び混乱に陥れる恐れ」
ゼレンスキー…を叩き出し…戦争を激化させる欧州策略を水に流したトランプ大統領 2025/03/06
「ホワイトハウスから追い出された後…ゼレンスキー…欧州各国首脳に電話」
# 電話先∋フランスのエマニュエル・マクロン大統領、マルク・ルッテNATO事務総長
「(ゼレンスキーが)キーウからワシントンに飛んだのは…鉱物資源協定に署名するため
だけではなく(欧州各国首脳の意を受け)ウクライナにおける軍事的「後ろ盾」の約束を
トランプから引き出し…(「平和維持軍」名目で)フランス軍とイギリス軍を派遣する
提案を強化すること←BBC:イギリスは自国軍のためのアメリカ軍「上空援護」を求めた」
#↑ミンスク合意が反故になった先例に照らし、ロシアは「一時的休戦」を認めない。
# また、「密かに」派遣された一定数のNATO軍人がウクライナで活動中∴ウクライナに
# 公然と派遣されたNATO部隊も攻撃目標(=NATO「平和維持軍」をロシアは認めない)。
# なお、高度な専門的スキルが必要/衛星での観測など軍事機密が関わる兵器の操作員や
# 操作や整備の教官なしには運用不可能な「各国が供与した統一性のない兵器」のため、
# 一定数のNATO軍人/関係者がウクライナで活動していることは明らか。
「ウクライナでの三年の紛争は、軍人死者100万人…ヨーロッパ全土での難民数百万人…
経済破綻を招いた。言うまでもなく、第三次世界大戦に発展する危険もある」
「際限ない白紙小切手で甘やかされるのにゼレンスキーは慣れており、トランプから…
鉱業協定以上のもの…欧州のロシア嫌い指導者連中が望むアメリカの直接軍事介入を
引き出せると期待されていた…そうすれば代理戦争は激化…戦争犯罪の儲け話に乗って
いる連中は、世界最大の安全保障危機から、引き続き金を巻き上げられる」
「トランプはゼレンスキーを追い出し、欧州の策略を水に流した」
とうとうアメリカが耳を傾けるようになったため期待できそうな米ロ和平交渉 2025/03/05
「アメリカとロシアの高官がサウジアラビアの首都リヤド…三年以上ぶりの公式会談」
「やりとりの空白は…主にアメリカの非理性的でイデオロギー的敵意による」
「凍結された関係を打破し、ウクライナ紛争を終わらせ、正常な二国間関係を回復するため
ロシアと再交渉するという選挙公約をトランプ大統領は果たした」
「2021年12月に、紛争を回避するための外交手段をロシアは提案していた(→GT)…
国連安全保障理事会での証言でロジャー・ウォーターズが雄弁に指摘(→GT)した通り、
その提案はバイデン政権とヨーロッパのNATO同盟諸国に即座に拒否されていた
# ↑cf. ロシア提案の背景ロシア提案内容の解説記事GT
ミンスク合意イスタンブール合意(2022年3月)INF全廃条約(トランプが破棄)
ABM条約(ブッシュJr.が破棄)…」←「ロシアおよびソ連との取り引きにおける不誠実さ」
∴「アメリカは多くの信頼を回復しなければならない」
「合意の詳細条件や実施方法について議論するのは時期尚早…現段階では、外交と政治が
機能していることを示したことが重要な成果」
「リヤドでの協議の大半は、大使の任務と外交交渉の正常化復活に関するものだった。
過去10年、ロシアに対する虚偽主張(例えば、ロシアの選挙介入というデマ)により、
政府間やりとり…は、バイデン政権とオバマ政権下で妨害されてきた。
外交を進め成功させるには、こうした障害を全て取り除かねばならない。少なくとも
アメリカは、自国の政策がいかに破壊的だったかを認識し、暗黙のうちに認めている」
NATOを追い込むことになるジョルジェスク逮捕 2025/02/28
# cf. ルーマニア語WikiPediaでの「ジョルジェスク」の項の和訳
# EUにおける法の支配の崩壊←露骨な内政干渉(=国家主権侵害/現体制は傀儡政権)
「2025年2月26日、ルーマニアの2024年選挙で大統領に選出され、その後EUの圧力により
ルーマニア国内法に違反して選挙結果を無効にされ罷免されたカリン・ジョルジェスクが、
ルーマニア大統領選立候補を表明する途中で逮捕された」←「ヨーロッパ民主主義」^^;
## cf. ルーマニア国内での報道
## ロシアでの報道:「親ロシア派」政治家の逮捕でEUと米国の危機に拍車
「クレムリンから資金を得て、ソーシャルメディア(TikTok)で選挙プロパガンダをした」
と告発者…そのため、彼は欧州連合に弾劾され、選挙結果を恣意的に無効にされる」
## ↑告発は*デッチ上げ*だったと判明。
「数週間後の12月末…ルーマニア税務当局ANAFは、ルーマニア大統領選挙の第1回投票の
無効化の勝者ケリン・ジョルジェスクのTikTok活動…親欧州派のルーマニア国民自由党に
資金提供されたことを突き止めた。…国民自由党の狙いは、ライバルの社会民主党から
有権者を遠ざけること…自由党が雇ったケンジントンの会社…(資金提供を)認めた」
「完璧に小説風の本物の選挙詐欺。…ルーマニア国民がこの状況に抗議…何週間も広場や
通りがデモ参加者で埋め尽くされた結果、クラウス・ヨハニス大統領は2月12日に辞任し、
5月に新たな選挙が行われることが確定」
# ルーマニア国民の不満の背景は、経済状況の低迷、*既存二大政党の腐敗。
「ルーマニア国民がもはや耐えられないほどの貧困化…ジョルジェスクの逮捕により、
NATO覇権に対する集団反乱の可能性」
## *https://globalnewsview.org/archives/987492962
「ルーマニア政府が公開した「ロシアの関与を示す機密文書」←ロシアによる干渉を
裏付ける内容は含まれていない」
「外部干渉が疑われた背景…2大政党以外の候補がここまで得票率を伸ばすことが想定外…
しかし、*ルーマニアで政治的腐敗が大きな問題となっている中、これまでの2大政党制への
不満が高まっており、ジョルジェスク氏に支持が集まることは決して不思議なことではない」
## *https://globalnewsview.org/archives/9113
「ルーマニアでは、政界、司法部、民間企業など、様々なセクターで汚職が蔓延し、また
それを助長(=自党の党員である政治家の汚職を放免することを意図)する法改正…」
さよならロシア、さよならレーニン 2025/02/22
:「エネルギー自立」はバルト諸国に何をもたらしたか?
「エストニア、ラトビア、リトアニアの電力網は、2025年2月9日…ソ連時代の電力網から
切り離され、欧州の電力網に完全統合」
「ある家庭の電気料金が17.68ユーロから22.06ユーロに上昇…初日だけで24.8%の増加」
「当局は、影響は5%を超えないと国民に保証していた。だが実際の値上げは予測値の5倍」
# 産業用電力コストも上昇するので、経済への影響は家庭の電気代高騰では済まない。
…ゼレンスキーは傀儡指導者の長い系譜の最新版に過ぎない… 2025/02/19
「傀儡支配者は儲かる商売」∵自国民の利益に反して宗主国の便宜を図り私腹を肥やす。
南ベトナム/ゴ・ディン・ジエム、グエン・バン・チュー
アフガニスタン/ハーミド・カルザイ
ミャンマー/アウンサンスーチー:「従来の意味での傀儡支配者ではない…欧米、特に
イギリス外交官から称賛される反政府派人物の典型(=「支配者」に成れていない)」。
パキスタン/ブットー、(夫の)ザルダーリー
「ゼレンスキーが権力の座に居続けているのは、勝ち目のない彼の戦争を法外な金で
支持する欧米諸国の支援があるからに過ぎない」
トランプ大統領の「FAFO(下手なことをすると痛い目に会うぞ)外交」を 2025/02/19
反帝国主義者や反戦主義者が歓迎すべき理由
「残酷なほど非外交的な態度」∴「欧米諸国の秩序とNATO→持続不可能」
「彼は最終的に自分のような億万長者の少数独裁者連中が打倒される革命を気付かずに
加速させている」(=「自殺点/オウンゴール」)
アルカイダのシリア支配… 2025/02/18
連中のテロリスト代理人を新政府だと粉飾するアメリカとNATO
「シリアの新支配者連中…「反逆者」「改心した過激派」だと欧米諸国政府やメディアは
描いている」=「シリア国民に恐怖政治を押し付けているテロ政権を欧米諸国は粉飾」
作家で人権弁護士のダン・コヴァリック「アルカイダそのもの(およびその派生組織)が
現在シリア政府を掌握」∴「少数民族が命の危険を感じ、シリアは暗く危険な時代」
# cf. 「日々の感想」で、HTS、同胞団、少数派を検索
# (「日々の感想」著者には、「西アジア研究者」の経歴が、記事の端々から伺える)。
ファシズムとリベラリズムの関係を浮き彫りにするイーロン・マスクの敬礼 2025/02/16
# cf. 別の訳SCF⊃要約的抜粋
トランプ大統領はプーチン大統領と和平協定を締結できるのか? 2025/02/13 # cf. 関連記事
# cf. ミアシュマイヤー教授:トランプはロシアとどう付き合うべきか全く分かっていない
「ロシア側は自分たちの望みをはっきりさせている。問題は、トランプ氏がロシアの要求に
応えるために何をするつもりなのか」
「彼はロシアが百万人の命を失ったと主張しているが、これはすでに馬鹿げた主張だ。
ロシア経済が崩壊しているという主張も、また馬鹿げた主張だ」
「(トランプ)政権は、ウクライナの舞台を支配しているロシアを喜ばせるための賢明な
アイデアを何も出していない。それどころか、合意を成立させることを困難にする、かなり
ばかげた発言をしてきた」
「米国との天然資源協定に署名する見返り…ウクライナは「3500億ドル、大量の装備、
軍事装備、そして戦闘継続の権利」を受け取るというトランプ大統領の昨日の発言
明らかにロシアと米国の信頼強化に貢献していない」
「「平和的なレトリック」を背景にしたトランプ政権のウクライナに対する実際の行動は、
ロシアと米国の関係正常化の精神そのものに反する」
# アメリカでの政権交代の影響
「アメリカ側は、ロシアとのいかなる外交的接触も拒否したバイデン政権の愚かで強硬で
敵対的な考え方に悩まされることはなくなった」
# ロシア側の当初からの立ち位置
「紛争を終わらせるだけでなく、将来の紛争を回避する…方法を交渉する用意」
##「ウクライナの解決策は『恒久的』でなければならない」@リヤド会談←↓米露が認識を共有
## ↑トランプ大統領のアドバイザーマイク・ウォルツ氏「過去の一時的な措置では不十分」
(a)「2021年12月に欧州安全保障条約の包括的提案」=「ロシア国境での…拡大をやめ、
特にウクライナがNATOには加盟しない」→←「拒否」アメリカ+NATO
(b)「ウクライナ紛争の初期段階、2022年3月に、イスタンブールでキーウ政権と和平交渉
…提案(キーウ政権代表とは合意)」→←「拒否」ワシントン+その代理人イギリス
# 現トランプ政権の状況への誤解/無理解
「解決とはロシアとウクライナ二者の問題で、アメリカは…単なる和平仲介者として行動
しているとトランプ政権は考え…ロシアが交渉の席に着かなければ、ロシア経済に壊滅的
制裁を課すと、無礼かつ愚かにも警告」←「ロシアに対する…制裁は既に失敗している」
+「アメリカは…戦争の当事者であり、和平の仲介者ではない」
# 現状を踏まえたロシア側の紛争終結条件(特に(2)、(3)は必須/交渉対象外)
「(1)ロシアから2021年12月に提案…安全保障条約(案)が交渉の基礎、(2)ドンバスや
ヘルソンやザポリージャやクリミアはロシア帰属、(3)ウクライナはNATOに加盟できない」
↑「大局的な地政学的、歴史的問題」→「トランプが理解できれば合意は成立するかも」
「だが、トランプと彼の政権は、↑この体系的な問題を全く理解していない兆候がある」
# ↕右情報と一見矛盾(後述) ウクライナ問題でトランプ大統領がロシア側の要求を受け入れ…
# 結論:「戦場で決着が着く」まで和平交渉の実質的進展は見込めない。
「トランプが…理解したにせよ、アメリカ帝国主義のディープステートが(干渉する)
↑「アメリカの本質的に暴力的な性質」∴「トランプには適切な合意を実現する力がない」
# 米国ロシアのウクライナ停戦協議は失敗する
# ∵ロシア側の最も根本的/基本的な「譲れない条件」=将来の紛争の火種を残さない事
# =「不可分の安全保障」原則を確認する条約締結←→米国の帝国主義的発想では「敗北」
# ∴和平後の領土についてロシア側の条件を容認しても、根本的な障害が未解決のまま。
「ここ数日…ウクライナ問題に関してトランプ陣営…から矛盾した…しばしば反対の発言」
(⊃最も矛盾した発言=「ロシアに対する強硬姿勢←→ロシアとの和解度合い」)
↑「全体的な混乱≈トランプ陣営が状況を明確に理解しないまま、解決策を模索」
「ウクライナの内部関係者によると、ケロッグ氏は娘のウクライナ支援への関与と強硬派の
姿勢を理由にモスクワから交渉相手として拒否され、事態はさらに悪化」
∵ケロッグの計画=「モスクワが拒否→最大限の圧力」←実行不可能+望む結果につながらない
→彼の悲劇=トランプが受け入れられる条件でモスクワをゲームから離脱させる方法が全くない
=「トランプ大統領はケロッグに「米国がウクライナ戦争から撤退するための実行可能な計画」
という不可能なことを要求している」
「つまり、私の意見では、交渉は失敗する運命にある」
「モスクワは、少なくとも現時点ではトランプ大統領ができないことでしか満足しない…
まずウクライナから、そしておそらくは東ヨーロッパからもNATOが撤退すること」
「トランプ氏が達成でき、彼の計画と…共鳴する最大限…米国がNATOから撤退すること…
米国にとっても敗北…米国人の多くにとって受け入れられない」
「このような状況下では、今後の米ロ交渉は…いくつかの分野では成功し、ロシアと
アメリカの関係の全体的な雰囲気とレベルを改善するかもしれないが…ウクライナでの
戦争の凍結ではなく、むしろ激化につながる」
「ウクライナから撤退することは些細な問題であり、むしろ…米国とトランプ大統領の
評判へのダメージを最小限に抑えながらこれをいかに達成するかが問題…トランプ氏は
プーチン氏に、少し後には無料で渡さざるを得なくなるものを売ろうとしている」
「ケロッグ氏の計画が示すように、慣性が大きすぎるため…ウクライナ凍結を実現する
ためにモスクワに最大限の圧力…という誘惑に屈する可能性…そうなると、地球上の
すべての住民にとって状況はさらに危険なものとなる」
パナマが屈服する中、トランプ大統領の無法者世界戦術は成功するのか? 2025/02/09
# ↑*パナマは(まだ?)屈服していないという、議論の前提を覆す情報がある。:-)
# ↑米国での第一報は、*パナマ側に確認せず*、米国務省の発表を鵜呑みにしたようだ。
# 米国務省発表が信頼できないことは、ロシアや中国関連の数多の虚偽発表事例からも
# 明らかで、特に意外ではない。Wall Street Journal もパナマ側の否定声明を確認
「パナマのホセ・ラウル・ムリノ大統領は6日、パナマが米政府の船舶にパナマ運河の
無料通航を認めることで合意したとの米国務省の主張を否定…記者会見で、「昨日の
声明には非常に驚いている」と述べ、「米国の外交政策をつかさどる機関が、虚偽に
基づいて重要な公式声明を出している。これは容認できない」と非難」
# トランプ2.0の既にバレた嘘(ウクライナ紛争終結/プーチン会談スケジュール等)が
# また一つ増えた。一般に西側諸国の「公式発表」は時間の経過でコロコロ変わるので、
# 評価は、実態を観察してからの方が無難。以前の記事にも書いたが「真実は時の娘」。
# e.g. パナマについてトランプ政権が広めている嘘の数々
「ややあからさまに帝国らしく振る舞い始めたからと言って…本質が変わった訳ではない」
「トランプ個人の資質や性格の影響は確かに無視出来ないが、グローバルな帝国の惰性
大統領一人如きにどうこう出来る様な代物ではない」
「米国人、特に共和党員は、パナマ運河は中国共産党によって支配されていると主張」
「5つの港の内2つまでを管理…香港に拠点を置くCKハチソン・ホールディングス…
最大株主は世界最大の資産運用会社ブラックロックとヴァンガードだ。中国共産党は
全く関係無い。つまりこれは米国がパナマを侵略する為の単なる口実」
「ルビオはまたパナマが台湾を承認せず、北京と連携すると云う過ちを犯したと非難
しているが、パナマは米国を含めて世界の殆どの国と同じ立場を取っているに過ぎない。
中国の代表は台北ではなく北京であると云うのが国際的合意」
セルゲイ・ラブロフ外相「アメリカは台湾海峡で挑発的行動を取り、台北に
武器を供給し、台湾当局と政治的対話…分離主義感情の高まりをもたらしている…
ウクライナで反ロシア拠点を築くために…使用した方法と非常に良く似ている」
「台湾は中国だとアメリカも認めている…中国は…原則を曲げるつもりは…ない」
「イランは、中東で唯一、アメリカ支配下にない地域…アメリカを本拠とする銀行も、
米軍基地もなく、アメリカ政治権益を保護するものもない」
# 結局、トランプ二期目はこういうことになりそう。
「世界戦争を勃発させ…身代わり連中に責任を押し付け…代理戦争が推進される」